
ワイミーです。
本記事は商材レビュー記事となります。
私がWEBマーケティングを始める前は、
あっちの分野にいったり、こっちの分野に言ったりという感じで、
いくつかの情報商材を購入してきましたが、
その中で本当に買うべきだったと思えるものはごく僅かです。
そのためあなたには、余計な商材を手にして
貴重な時間やお金を無駄にして欲しくないという思いがあります。
よってレビューできるものは
片っ端からレビューしていきたいと思い、こうした記事を書いています。
今回は、私自身も経験のあるせどりに関する情報商材についてレビューします。
その商材の名は、
「おもちゃせどりマニュアル」
客観的な立場からズバッとレビューします。
さらにせどり経験者の立場から見える事も書いていければなと思います。
おもちゃせどりマニュアルの内容
おもちゃせどりマニュアルの内容は、
その名の通り、「おもちゃのせどり」ですね。
つまりそのビジネスモデルとしては、
その名の通り、
「せどり」
という事になります。
これは
中古の商品を安く仕入れて高く売るという、
単純なビジネスモデルです。
具体的には、
「おもちゃ・ホビー」を仕入れて、
amazonマーケットプレイスで販売する方法
とのことです。
では詳しく見ていきましょう。
まずせどり系の商材においては、
販売者さん自身が稼げているかという所が1つの判断材料になります。
なぜならせどりで稼げるのであれば、
そこには運やスキルなどの要素は一切関係なく、
安く仕入れて高く売るだけですので、
まず本人が稼げるノウハウを持っているかどうかが重要だからです。
おもちゃせどりマニュアル 販売者実績
おもちゃせどりマニュアル販売者の方は、「ブックオフせどり」と名乗っているようです。
セールスページでも書かれていますが、
「ブックオフせどり」 さんの経歴を挙げると以下の通り。
1998年03月 某大型古本チェーンに入社。後10年間、店長・スーパーバイザーを歴任
http://bosedori.xsrv.jp/asp/infocart/toysedori/
2005年05月 群馬県最大のおもちゃのリサイクルチェーン創業に参加
2006年09月 ヤフオク・せどりを開始
2007年02月 炎のメルマガ、「ヤフオクで稼ぐ!ブックオフせどりマガジン」を創刊
2007年09月 更なる成長を目指して、脱サラをして専業になる
2008年02月 古書籍商組合に加盟
2008年05月 ヤフオククエストが、3,000ダウンロードを達成
2008年11月 インターネットで月商100万円を達成!
2009年04月 在宅仕入れノウハウを確立
2010年09月 ヤフオクハンター ウイニング・ザ・レインボーを発売
2010年10月 日本一簡単な電脳せどりが、1,500ダウンロードを達成
2012年01月 おもちゃせどりマニュアルを発売
経歴を見る限りでは、
彼がせどりという分野で稼いでいる事は間違いなさそうです。
つまり、この販売者さん自身は稼いでいるので、
彼なりのせどりの知識やノウハウは持っていると考えて良いかと思います。
ただし大事なのは、
あなたが教わる事で本当に稼いでいけるのかという所ですよね。
つまりその方法論に再現性はあるのかが大事なポイントとなってきます。
おもちゃせどりマニュアルの詳細
セールスレターを見ると、具体的な商品名が挙げられています。
・初代リカちゃん 28万円
・絶版トミカ 6万8600円
などがあり、
実物の写真もレターには掲載されています。
確かに、これなら定価28万円のものを、
27万円で仕入れれば利益が出るので、
利益の出しやすさで言うと問題ないかもしれません。
そしてこれはせどりの基本に合致していると言えます。
せどりの基本と言っても、
せどりの経験が無い方も多いと思うので、
ここで、そのせどりの基本について説明したいと思います。
せどりの基本
せどりの基本とは、
「単価が高い物を扱え」
という事です。
なぜならば、単価が高いほど
市場における価格差も大きくなるからです。
これは考えてみると当たり前で、
「相場1000円の本」を仕入れる場合は、
その30%の値段、
つまり300円という安い価格で仕入れたとしても、
売れば僅か700円の利益です。
しかし、「相場10万円の時計」なら、
その90%の値段、
つまり9万円という高い価格で仕入れても、
売ればそれだけで1万円の利益になります。
そのため、安く買って高く売ったときの利益も大きくなります。
もし安い商品だとすると薄利多売の必要が出てくるため、
そこには大量の労働が待っています。
例えば、うまい棒を10円で仕入れて
2倍の値段、20円で売ったとしても、利益はたった10円ですよね。
よって高い物を売った方が利益も出やすいし、労働も減るわけです。
そしてその基準で行くと、
値段の高いプレミアもののおもちゃをターゲットにするのは正解です。
という事で、この時点では、
「おもちゃせどりマニュアル」は
せどりの方法論として間違っていないように思えます。
ただ大事なのは、その商品を仕入れられるかどうかという所です。
つまり
・相場の売値より安く仕入れられるか
・そもそも商品が見つかるかどうか
ここに関わってくるのが、
流通量が多いかどうかという点です。
おそらく、プレミアがついていて
貴重なおもちゃならば、流通量は少ないでしょう。
というより、流通量が少ないからこそ
プレミアがついていて値段が高いわけです。
そして流通量が少ないとどうなるか。
この場合、同じ商品だと数に限りがあるので、
違う種類の商品を何種類も扱わなければいけなくなります。
せどりにおいては売れる商品を一つ見つけて
それに一点集中して仕入れていくと、
作業がルーティーン化できて
作業時間を短縮できるのですが、
商品の流通量自体が少ないと、その方策が取れません。
そうすると作業量が膨大になっていき、
「バイトした方がまだまし」
みたいな状況になってきます。
さらに、多種類の商品を狙うとなると、
幅広い商品の知識が必要になってきます。
そしてレターのQ&Aでは知識は必要ないと書かれていますが、
それでも商品を見たときに
大体どれくらいの値段かを見極められる目が必要になってきます。
専門的な知識は必要ありませんが、一つ一つの商品の相場を覚えていき、商品を見たときにすぐに大体の相場が分かるようにしておかなければなりません。
商品を見つけた時に、いちいち調べていると仕入れの時間が膨大になっていきます。
よって、予め商品の相場の知識を取り入れておく必要があります。
そういった知識を入れる労力に耐えられるかどうかがキモになるでしょう。
これはおそらくおもちゃが好きな方なら
耐えられるかもしれませんが、多くの人にとっては挫折する事になるはずです。
おもちゃが好きだったら良いのですが、
「好きでもない商品の知識を身に付ける為に勉強できるかどうか。」
という事をご自分に問いかけてみてください。
おもちゃせどりマニュアル2パターンの仕入れ方法
「おもちゃせどりマニュアル」では仕入れ先として、
実店舗とネットの2パターンが解説されているようですが、
どちらにしても大変な作業になるでしょう。
もし店舗せどりをするならば、
あなたがお住いの環境によって、仕入れられるかどうかが変わります。
そもそも店舗が少ないと、めったに見つかりませんし、
近所に店舗が無いと、物理的に回れる店舗に限りが出てきます。
またネットの仕入れの場合、
オークションサイトを使う事になります。
この場合は夜9時~12時くらいの間がピークタイムとなります。
これは、利用者の仕事終わりに自宅にいる時間を狙って、その時間にちょうど終了となるように、出品されているためです。
入札を増やして価格競争が起こるようにしているという事ですね。
したがって、終了時間が決まっている以上、仕入れたい場合は、その時間に張り付いて競り落とす必要が出てきます。
最後の方の時間帯になると、分単位で値上げが繰り返されるので、
まさに目を離さずに競り落とさなければなりません。
さらに、実際にやってみると分かりますが、
多くの商品は相場よりも高く落札される事も多いため、
よりニッチな商品を探していかなければ、
安く仕入れる事がまず鬼門となるでしょう。
おもちゃせどりマニュアルの出品先
おもちゃせどりマニュアルのセールスレターにはこう書かれています。
オークション向けの商品も解説していますが、
http://bosedori.xsrv.jp/asp/infocart/toysedori/
基本的にはamazonマーケットプレイスでの販売になります。
つまりAmazonのビジネスアカウントを取得する必要があります。
ただこれは結構大変で、
まず審査に通る必要があります。
そのためには古物商許可証が必要となります。
この古物商許可証というのは、
簡単に言うと中古の商品を扱う際に必要になる証明書です。
これは、盗品や海賊版が出回らないように警察が付与する証明書。
中古の商品と言えど、フリマアプリやオークションサイトなどに
不用品を出品する場合は法的にも問題ありませんが、
営利目的で大量の商品を仕入れて売る際には古物商許可証が必要になります。
特にAmazonで出品専用のアカウントを作る際にはほぼ必須となるでしょう。
さらに、面倒臭い手続きを終えて
古物商許可証を取得したとしましょう。
それでも、Amazonにて出品規制の可能性が残ります。
というのも、Amazonは出品アカウントさえ作れば
何でも出品できるわけではないんですよね。
例えば、2016年以降に作ったアカウントでは、
CDは全て出品規制が掛かります。
この理由は、CDは特に海賊版が多いため、
Amazon側で強力な規制をしてしまったからです。
もしCDを出品したい場合は、
CDの販売権利者から販売許可をもらう必要があります。
これはおもちゃについても同様で、
メーカーによっては、出品規制の対象となります。
「メーカーによっては」と言っても、有名どころはかなり入ってきます。
対象メーカーとしては以下です。
・レゴ(LEGO)
・セガトイズ(アンパンマングッズなど)
・タカラトミー(ベイブレードなど)
・グッドスマイルカンパニー(ねんどろいどなど)
・スタジオジブリ(ジブリ商品)
・ピープル(幼児用玩具全般)
・バンダイ(仮面ライダーグッズ・フィギュアーツなど)
もしこれらを出品したい場合は、
「商品の購入に対してメーカーまたは卸業者が発行した請求書」が必要となります。
しかしこれは、実店舗から仕入れる場合でも、
ネットオークションから仕入れる場合でも、入手する事はできません。
したがって、おもちゃのジャンルでせどりを行う場合は、
かなり制限されたジャンルの中で勝負を強いられる事になります。
おもちゃせどりマニュアルの実際の労働を想像する
おもちゃせどりマニュアルにしたがって、
実際に作業を行う事を想定してみます。
まず実店舗からの仕入れの場合。
お住いの環境にもよりますが、
珍しい商品というのはめったに見つかりません。
今はほとんどの店舗がネット上の相場を理解している時代ですので、
相場より安く売られる事はほぼ無いのです。
そんな中、探すとしたら何店舗も回る必要が出てきます。
何時間もかけて何店舗も回った結果、
商品が一つも見つからないなんてことも十分ありえます。
この時点でもう利益に対して、作業量が割に合っていないですよね。
しかも副業としてやる場合は、本業の時間もあるでしょうから、
せっかくの休日を一日無駄にして儲けゼロなんてこともありえる訳です。
よって店舗仕入れは、選択肢としてかなり厳しいでしょう。
ではネットからの仕入れの場合はどうでしょうか。
この場合も上で説明したように、
夜9時~12時くらいの間パソコンかスマホに張り付いて競り落とさなければいけません。
つまり実店舗、ネット仕入れ、
どちらを選んでも、大量の作業が待っているわけです。
さらに、運よく安く仕入れられ、出品した後はどうなるでしょうか。
今度は商品登録や納品作業が待っています。
Amazonのページに情報を入力して、
文句が付かないように商品を丁寧に梱包するだけで結構な作業時間になります。
しかも、丁寧に梱包したとしても、
プレミアのおもちゃを買うようなマニアの人は、
細かい商品のキズや汚れが理由で容赦なく返品します。
こうなれば送料だけを失い、利益は無しになり、在庫の数は振り出しに戻ります。
おもちゃせどりマニュアルのメリットデメリット
ここまでおもちゃせどりマニュアルについて
具体的な内容を分析してきましたが、
おもちゃせどりマニュアルのメリットを挙げるとするならば、
おもちゃの知識を付けて、さらに毎日数時間の作業ができるのであれば、
稼げる可能性があるという点。
そしてデメリットは以下です。
・古物商のライセンスを取得する必要がある
・Amazonビジネスアカウント登録の必要がある
・出品制限が厳しい
・商品の保管場所が必要
・商品が大きいため梱包が大変
・おもちゃが好きで勉強出来なければ無理
・作業労働が多い
よって結論としてはおもちゃせどりマニュアルはおすすめできません。
結論
「おもちゃせどりマニュアル」の販売者の方が
せどりで稼いでいるという実績は間違いなさそうですし、
それを真似して全く稼げないという事もなさそうですが、
現実的に考えるとかなり厳しいと思います。
つまり、稼げないと言い切る事は出来ませんが、
そこには終わりなき作業が待っているという事です。
私もせどり経験はあり、
多少の利益を上げていましたので、
せどりの単純さや即金性という利点は理解しています。
それでも結局は、
どうしても日々の作業量が一定数発生するので、
「自由になるためにビジネスやっているのに、
これだと作業量が多すぎて意味ないな」
と思って辞める事になりました。
そもそもせどりはおすすめしない
せどりや転売の分野に言える事ですが、
数年に渡って継続的に利益を上げていく事はかなり難しいです。
というのも、まず出品先であるAmazonやヤフオク、
フリマアプリなどのサイトの規約がしょっちゅう変わるからです。
上でも説明した通り、
現在AmazonではCDやおもちゃに限らず、多くのジャンルで出品制限があります。
そのため、もう個人がAmazonで出品者としてやっていくのは厳しく、
業者にどんどん取って代わられているというのが実情です。
さらに、下手にネット上のノウハウや情報商材を参考にすると、
「大量に仕入れた商品が売れ残り、大赤字に!」
なんてこともありえます。
そういったリスクがある割には、
大きく利益も狙うのはかなり厳しいですし、
大量の労働が必要である事に変わりありません。
薄利多売では無く、価格が高い商品を狙えばまだましですが、
そういった商品は人気で、そもそも仕入れる事が難しいパターンが殆どです。
よって、実際にやってみると分かりますが、転売やせどりで稼ぐのはかなり厳しいかと。
せどり・転売が気になっている方へ
転売をしてみたいという方の状況として、もし以下のような条件でしたら、提案があります。
・難しい作業なしで収入源を作っていきたい
・知識やスキル不要のビジネスをやりたい
・資金が少ししかないけど利益を出したい
実はこれらは全て、転売では無く、ある分野において達成可能です。
要するに収入を得る手段として転売にこだわらなければ、別の方法もあるという事です。
転売は仕入れる為に元手がどうしても必要となりますが、同じくらいの元手があれば始められる方法です。
さらにこの方法ならば転売とは違って
初日の準備時間として、数時間かそこらを最後に、それ以降は作業が発生しません。
転売ならば大量の作業に追われるような事が多々ありますが、
そういった可能性が一切なく、
一度作業を終えればあとは目を離していても、自動で利益を狙っていくことができます。
したがって、一度検討だけでもしておくことをおすすめします。
その方法は以下です。