
どうもワイミーです。
FX会社によっては、豪華な入金ボーナスが付いている所もあります。
その金額としては、入金と同時に入金額に応じて10~200%の金額が資金として口座にプラスされる形です。
ボーナスの額は50%、100%など、大きいものもあり、
ボーナスが100%ならば入金額の2倍を資金として取引できる事になります。
つまり入金ボーナスが100%の場合は100万円の入金で、そこに100万円が資金にプラスされ、
合計200万円の資金で取引が行えるという事です。
そこで出てくるのが素朴な疑問として、
「入金してすぐ全額出金すれば、ボーナス分儲かるのでは?」
「入金額を出金して、ボーナスだけを元手に取引すればリスクゼロ?」
などが思い浮かびます。
結論から言うと、そう甘くはいかないというのが現実ですが、
これについて本記事で詳しく解説していきたいと思います。
またFXの資金を出金する際の注意点や
入金ボーナスの活用方法も書いていきますのでそれも合わせてご覧ください。
FXの入金ボーナスは出金できない
「100%入金ボーナス!」など魅力的なボーナスですが、
入金時に付与されたボーナス分は出金できない条件となる事が多いです。
稀にFX会社によって、出金可能な入金ボーナスが付与される場合もありますが、
そのようなキャンペーンはめったに無く、金額も数千円程度。
つまり結論から言うと、美味しい話では無い事がほとんどです。
したがって、
「入金してすぐ全額出金すれば、
入金ボーナスの金額分を儲けられるのでは?」
という疑問に対する答えはNOとなります。
そもそも出金ができないという事ですね。
そしてもう一つの素朴な疑問も浮かんできます。
「入金した金額だけ出金してボーナスだけで取引すればリスクゼロ?」
これについても、「出来ない」というのが答えになります。
というのも、
ほとんどのFX会社では「1円でも出金したら入金ボーナスはすぐに全て消える」
というシステムになっているため、
口座にボーナスだけを残すことは出来ません。
つまり、入金ボーナスを証拠金として利用する事はできますが、
入金ボーナス自体は一切引き出せないデータ上の数字だという事になりますね。
ただこれは考えてみれば当然です。
FX会社の損得を考えれば分かる
仮に100万円入金して、100%の入金ボーナスが貰えるとしたら、
利用者は無条件で100万円を貰えます。
そして、もしそのFX会社側が提供した100万円が、
現金化のために出金されまくれば、FX会社は大赤字です。
あくまでボーナスはトレードを
活発に行って貰うためのサービスとなります。
ですので、入金ボーナスをそのまま出金させるというのは、
FX会社側の立場から見てありえないという事ですね。
ただしもちろん、ボーナスを使って得た利益は現金として出金できます。
入金ボーナス出金の特徴
ここで再度入金ボーナスの特徴をまとめておくと、
・入金ボーナスそれ自体は出金できない
・自分で用意した資金を出金した場合もボーナスは消える
・ボーナスを含めた資金により得た「利益分」は引き出せる
という事になります。
では入金ボーナスのメリットとは?
以上を踏まえて、トレーダー目線での、
入金ボーナスの存在価値を言うならば、
「証拠金を増やす事で利益が出やすくなる」
という事になります。
つまり入金ボーナスによるメリットは以下の2つ。
・メリット1:取引量が増やせる
・メリット2:含み損が入金額以上になっても耐えられる
それぞれ詳しく解説していきます。
メリット1:取引量が増やせる
入金ボーナスを活用することで、
取引できるポジション量(取引量)が劇的に大きくなります。
例えば、入金ボーナスが100%ならば、
5万円の入金で5万のボーナスが付与され、資金は10万円になります。
ここに最大レバレッジ25倍を掛けると、
MAXで250万円のエントリーが可能となります。
よって5万の資金で250万円の取引が行えるという事。
つまり、レバレッジ25倍と入金ボーナス100%を合わせる事で、
実質のレバレッジが50倍になるという事です。
勿論、そのようなハイレバレッジで負けると、
一発で資金ゼロになり、強制ロスカットとなります。
さらにそこまでいかずとも、
極端なハイレバレッジで取引を行うのは、
リスクヘッジの観点から見てもお勧めできません。
したがってこのメリット1を活用できる場面は少ないように思います。
メリット2:含み損が入金額以上になっても耐えられる
こちらのメリット2が、トレーダーにとっては実質的な利点と言えるでしょう。
基本的には、資金がゼロになった時点で強制ロスカットとなりますが、
入金ボーナスが加算されることで、
自分で用意した資金が底をついてもボーナスによって取引を続行できます。
例えば、100万円の資金を入金して取引を行う場合、
ボーナスが無ければならば含み損が100万円を超えた時点で、
強制ロスカットにより100万円の損失が確定となりますが、
もし100%入金ボーナスが付与されていた場合、
それ以降も200万円の含み損が出るまでポジションを保有し続けられる事になります。
つまり損失が確定しづらくなるというメリットがあります。
実際にはこのような状況になる事は無いのが望ましいですが、、
リスクヘッジの観点から見ればこれは重要なメリットと言えるでしょう。
ここで注意点ですが、
FX会社によっては証拠金にカウントされないボーナスもあり、
その場合はこのメリット2は適用されません。
(ボーナスを証拠金に含む場合の条件の事を「クッション機能」と呼びます。)
ただし、実際には入金ボーナスが証拠金に含まれるFX会社の方が多い印象です。
入金ボーナスが出金不可でも有効活用する方法
ここまででお伝えした通り、
「入金ボーナスは出金できない」
「自ら用意した資金も出金すれば、ボーナスが消える」
という事になりますが、
これを踏まえた上で有効活用する方法をご紹介します。
これは入金ボーナスが何度でも付くタイプのFX会社に限ります。
その方法は以下です。
「利益分を再投資する」
つまり、出金しても消えない利益分だけを出金して、
そのまま再度入金することで、
入金ボーナスが利益分に対して付与されます。
これにより利益が増えると、
資金は倍になるという事になります。
このメリットを享受するために必要なポイントは以下の2つ。
・入金ボーナスが何度でも付与される
・ボーナスにクッション機能がある
FX会社を選ぶ上でこれが決定打になる事は無いかもしれませんが、
この2つがあると「利益分を再投資する」という使い方が出来るという点を
覚えておきましょう。
まとめ
FXの入金ボーナスについて、
「出金可能か?」という疑問への答えに合わせて、
入金ボーナスのメリットや活用方法をお伝えしました。
まとめると、
・入金ボーナスの特徴:
「入金ボーナスは出金できない」
「自ら用意した資金も出金すれば、ボーナスが消える」
・入金ボーナスのメリット:
メリット1:取引量が増やせる
メリット2:含み損が入金額以上になっても耐えられる
・入金ボーナスの活用方法
「利益分を再投資する」
という事になります。
入金ボーナスそのものは出金不可となっていますが、
トレードにおいてはボーナスが大きいほど有利になりますので、
一つの判断基準にしてみてください。